ホラー映画

【映画感想】静寂が一番恐ろしい…『暗闇の囁き』を観て夜が怖くなった話

今回観てきたのは、巷でじわじわと話題になっている心理サスペンスホラー『暗闇の囁き』。大掛かりなジャンプスケア(大きな音や急な画面変化で驚かせる演出)に頼らず、終始じわじわと恐怖を煽ってくるタイプの傑作でした。

簡単なあらすじ

古い洋館へ引っ越してきた主人公の少女エラ。彼女は引越し初日から、壁の奥から響く「謎の囁き声」に悩まされるようになります。最初はただの家鳴りだと思っていたエラですが、その「声」が徐々に彼女の過去の秘密やトラウマを言い当て始めることで、物語は一気に不穏な方向へと動き出します。

観終わったあとの感想

とにかく「音」の演出が秀逸でした。部屋が無音になると、スクリーン越しのこちらまで息を潜めてしまい、静寂そのものが恐怖に変わっていく感覚を味わえます。

特に中盤、エラが暗闇の中で1人、懐中電灯を持って廊下を歩くシーン。耳を澄ませないと聞こえないほどの小さな囁き声がサラウンドで聞こえてきて、思わず自分の後ろを振り返りそうになりました。音響の良い映画館や、ヘッドホン着用での鑑賞を強くおすすめします。

また、単なる心霊現象ではなく「声の正体」が明らかになっていくクライマックスの展開には、ゾッとするような人間性の恐怖も組み込まれており、見応えバツグンでした。ラスト数十秒のあの一言には、完全に鳥肌が立ちました……。

派手なグロ描写は少ないので、「心理的にじわじわ追い詰められるホラーが好き」「音でゾクゾクしたい」という人には間違いなくハマる一作です。今夜は部屋の電気を消して寝られそうにありません(笑)。

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